赤ちゃんの人見知り
赤ちゃんというのは、多かれ少なかれ人見知りをするものです。
お母さんやお父さん以外の人に話しかけられたり抱っこされたりすると、人見知りして激しく泣いてしまう赤ちゃんは少なくありません。
人見知り人は時期があり、大体生後6ヶ月ぐらいから始まり、7ヶ月から9ヶ月でピークを迎えます。
人見知りの時期は個人差も大きく、中には2歳ごろまで続く赤ちゃんもいるようです。
また、赤ちゃんによって人見知りの度合いも異なります。
昼間に知らない人に抱っこされて泣いた赤ちゃんは、夜泣きをすることもよくあります。
人見知りする理由
生後2ヶ月から3ヶ月の赤ちゃんでは、人見知りというのはほとんどありません。
というのは、この時期は赤ちゃんはまだ人の顔を区別できないからです。
生後6ヶ月ぐらいになるとお父さん・お母さん以外の人の顔も見分けられるようになるので、知らない人に話しかけられたり抱っこされたりすると不安感を抱いたり、警戒して泣き出したりするようになります。
この時期は赤ちゃんが心身ともに目覚ましく成長する期間でもあり、急にハイハイができるようになったり、つかまり立ちができるようになったりします。
赤の他人に対しても警戒心を抱くと同時に興味も持ち始める時期ですので、人見知りをするからと言って他の人との接触を避ける、赤ちゃんを抱っこさせない といったようなことは絶対にしないようにしなければなりません。
赤ちゃんの人見知り対策
人見知りは赤ちゃんがコミュニケーション力を獲得する過程でもありますので、むしろ積極的にいろいろな人と接触するほうが人見知りを早く解消することができます。
ただし、赤ちゃんは自分の目をじっと見つめられるのが苦手ですので、知り合いに赤ちゃんを抱っこしてもらう場合には目をあまり見つめすぎないようにと伝えておくといいでしょう。
大人でも、知らない人に急に抱きつかれたらびっくりして戸惑ってしまうものです。
ですから、急に知り合いに抱っこさせるのは極力避けて、まずはママが抱っこしてあげて赤ちゃんを安心させることも大切です。
かわいいからといってかまいすぎるのも考えものですので、その点も知り合いに伝えておくことをおすすめします。
赤ちゃんは観察力に非常に優れており、ママと仲のいい人であれば「この人はだいじょうぶだ」と安心しますので、赤ちゃんの前で知り合いと仲良くするのも一案です。
お父さんが仕事が忙しくて、夜中に家に帰ってきて早朝には出かけてしまうような家庭では、お父さんに対して人見知りしてしまう赤ちゃんも中にはいます。
こんな時には、お母さんが赤ちゃんの前で積極的にお父さんと仲良くしている状態を見せてあげると人見知りがなくなります。