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父親の帰りが遅く子供に影響が出ないか心配

パパの帰りが遅いと子供にどんな影響がある?

パパと触れ合うことが少ない子供は、父親との間に親子の信頼関係を築くのが難しくなります。
週末に子供をパパに面倒見てもらって、ママは1人で美容院に行きたい…なんて思っても、子供は父親に懐いていませんからうまくいきません。
幼い時に父親との良好な関係が築けていないと、思春期になった時にも対応が難しくなるでしょう。

パパの帰宅時間がいつも遅い家庭の子供は、ママだけと過ごす時間が長くなり、より一層ママにべったりになります。
父親不在の漠然とした不安をママで埋めようとするので、ママに依存するようになる可能性があります。
その結果、甘えん坊になったりわがままになるといった傾向があります。

パパの帰りが遅い時の対処法

残業が多い、夜勤が多いなど、職場環境や職種のせいで帰宅時間が遅いならば仕方ありません。
転職するのも簡単ではありませんから、父親がいるときはなるべく子供と触れ合えるような育児をまかせるようにしましょう。
週末はパパが子供のお風呂当番、おむつ替えや着替えをパパにまかせるなど、子供と密接に関われるようにする工夫が必要です。

心理学的には、人間には避けたい欲求と得たい欲求が備わっていると言われています。
「私は寝ずに子育てしている。あなたの子でもあるんだから、早く帰って世話するのはあたりまえでしょ」というのがママの本心でしょう。
ですが、それを言葉や態度に出してしまうとパパは帰宅する際に妻の眉間にシワのよった顔を思い出し、避けたい欲求が働きます。
そこで、「もう少し仕事していくか」となるのです。

得たい欲求に働きかけるためには、例えばスマホで子供の写真や動画を送ることで刺激できます。
可愛い顔を見ると「早く仕事を終わらせよう」という気持ちになるでしょう。
帰宅したら、「お帰り。みんなで待ってたよ」と笑顔で迎えてあげましょう。
そうすると得たい欲求が刺激され、帰宅時間が早くなるかもしれません。

改善することで子供に与えるメリット

パパの帰りが早くなるように工夫する、あるいはパパと子供が触れ合う機会を増やすといったママの努力には、大きなメリットがあります。
もちろんシングルママも多いので、父親がいなければ絶対にダメだということはありませんが、子供が父親から学ぶことはたくさんあります。

まず、赤ちゃんは生後8週間でパパとママの違いを区別できるようになると言われています。
そして生育の過程で、無意識のうちにパパとママの行動や話し方、他の人との付き合い方などが違うのを見て、正解は1つではないことを学びます。
男女の違いを本能的に学ぶのもパパとママからです。
パパと触れ合う時間が増えると、子供の人生における選択肢が広がるというメリットがあります。