一家の家計簿をやり取りしているママ、家族のためにやりくりをしていても欲しいものは欲しいですよね。対して一家の主として仕事に精を出しているパパ。時には奮発してお目当てのアイテムを買いたくなります。
日々生活を共にしているからこそお互いの「努力を知っている」。よってわがままを言えないので、内緒で買いものをしちゃう時はありますよね。
夫婦間で秘密の買いものしてしまう家庭はどのぐらいあるのでしょうか。その延長線上にあるトラブルや対処法を紹介します。
夫婦の買いもの事情
各専門家が生活ノウハウを届ける情報サイト「Allabout」によると“妻が夫にしている内緒”で1位にあがったのは、妻の自分へのご褒美でした。
夫がワンコインでランチを節約している中、ママ友との集まりでホテルランチを楽しんでいるママ達を見かけるのも事実ですね。買いものではないものの、家庭を切り盛りする母として自分へのご褒美だと考えているのでしょう。
参考サイト:衝撃!実は妻が「旦那に内緒でしていること」TOP5 [夫婦関係] All About
結婚してお財布がひとつになると、自分のための出費を「相手には内緒しておきたい」という気持ちは、夫婦といえどもお互いにあるはずですね。値段的にはどのぐらいの範囲なら内緒にしても許されるのでしょうか、各家庭の予算にもよりますが、一般的な意見は気になりますよね。
働く女性の恋愛と幸せな人生のガイドをテーマにしている情報サイト「マイナビウーマン」の調べでは、7割の男性が「内緒の買いものはアリ」だという答えがでたそうです。アリと答えた男性は“自分も買いものしたい”という理由でアリと答えているかもしれないので、妻としては喜べる解答なのかわかりませんね。少なくとも夫に内緒で買いものをしている妻にとっては嬉しいのかもしれません。あり派となし派の意見を知っておきましょう。
あり派と答えた7割の人
あり派の意見は、お小遣いの範囲ならOKと答えている男性は多くいます。生活に支障がでないため許せるという意見がありました。金額が大きいと払えなくなるから、自分の裁量で決断して欲しいと思っているようです。
また「知られたくない趣味もあるだろうから」というプライバシーを尊重した意見もありました。多くの男性は生活に支障がでない範囲で、やりくりする妻の出費は問題ないそうです。
夫に内緒の買いものが多いママは夫のお小遣いを減らしたり食費を削ったりと、生活に支障がでるような買いものをすることがないよう心がけましょう。
なし派の意見
残りの2割の男性は「夫婦間で隠しごとはありえない」と考えていて、内緒の買いものが許せないそうです。
共有の財産だからと思い、自分の趣味で欲しいものもしっかりと伝える夫であれば、妻も同じ対応をしたほうが良さそうですね。なんでも一応相談してほしいというタイプの男性なのか、夫のタイプをチェックして内緒の買いものをするようにしましょう。
参考サイト:夫婦間で「内緒の買い物」ってアリ? 約7割の男性の本音は……|「マイナビウーマン」
妻が夫に秘密にする買いものと対策
世の奥様方が夫に秘密で買うアイテムとは、いったい何なのでしょうかまとめてみました。
好みの洋服
衝動買いで服を買ってしまうママは多いです。「着てみたい」とその服を着る自分をイメージして、どんどん欲しくなります。すると、買いものの優先順位が高く感じるため、買ってしまうわけです。ネットサーフィンをしていると、子育て中の女性をターゲットにした低価格でおしゃれな洋服を販売しているサイトがたくさんあります。日中家でゆっくりしているママの、購買意欲はアパレル業界から狙われていますよ。
服飾雑貨
年齢とともにバッグやアクセサリーなど欲しい品物の、金額が高くなります。長く使い続けるものであれば、高級なハイブランドを持ちたいと思うからでしょう。夫に内緒でエルメスやルイ・ヴィトンなどのブランドものを買ってしまったママは多くいそうですね。
化粧品
美容系のアイテムも高価なものが多いですよね。化粧品の値段の高さは、夫には理解してもらえない傾向にあります。「ファンデーション1つで3,500円もするの?」と質問されても、ブランドものとリーズナブルな化粧品の違いを詳しくは説明できません。化粧品は秘密で買いものするアイテムの1つと言えるでしょう。
エステ
エステも美容系の出費ですね。ネイルやマッサージなど、自分への豪褒美として、キレイになるためのサービスを受けたいものです。こちらも金額は店舗によってバラバラで、高級店なのかデパートなどでサクッと済ませるお店なのかで変わってきます。エステ費用を夫に伝えるのが難しく、秘密にしがちな出費と言えるでしょう。
秘密の買いものをバレないようにするコツ
どうやら世のママは秘密の買いものをたくさんしているようですね。もし気づかれそうになった時の口実やバレない対策を用意しておきましょう。
前から持っていたよ
「その服持ってた?」もしも新しい洋服に夫から質問されてたら、「前から持っていたよ」とずっと前から持っていたかのようにごまかす口実です。日頃、夫からあまり注目されていないママには使える口実です。ブランドバッグであれば、独身時代に買ったものを実家から持ってきたと言いましょう。「片づけたらでてきたのよ」で通します。
セールで買ったよ
さすがに前から持っていたとは言えないママは「セールで安く買った」というエピソードをアピールするといいでしょう。実際は万単位の金額でも、2,000円程度だったと伝えます。洋服や服飾雑貨の価値は男性にはわかりづらいので、ほとんど信じてもらえるでしょう。
夫の洋服をセールで買い百貨店で正規の値段で買ったと言えば「高価なものを買ってくれたんだ」と思わせられます。よって、自分の買いもののハードルを下げる上級テクニックを駆使するママもいますよ。
もらったよ
美顔器やダイエット器具などは「母から買ってもらった」というママは多いです。「妹からもらった」も使えますよ。女性が使う専用のアイテムは、女性からもらうと自然だからです。定期購読している雑誌の「懸賞で当てた」という強者ママもいますよ。
対策としては「売る」
いくら口実を駆使して夫からの質問をかわし続けても、ものであふれてしまってはさすがにばれてしまいます。ブランド服やブランドバッグなど、高値で売れるものはクローゼットで眠らせずに売りに出してしまいましょう。
最近ではフリマアプリで不用品を売る人が増えていますが、ブランド品を売るなら買取サービスを活用するほうがおすすめですよ。なぜなら「強化買取」をしているところは、人気ブランドを高値で買取ってもらえますし、LINE査定といってスマホで専門の鑑定士に正しく値段をつけてもらえるのも◎。値段に納得がいけば、専用のキットに入れて取りに来てもらうだけです。夫にバレずに売りに出せますね。
フリマアプリでブランド品を売ると、素人目線で値切りをされしまう可能性もあります。気を遣わずに安心して買取ってもらえる買取サービスを活用するといいでしょう。
もしも夫婦喧嘩に発展してしまったら
「隠しきれなった…」もしも、秘密で買った数々の品ものがきっかけで夫とケンカをしてしまった時の対応について紹介します。
普通のケンカは、相手に理解や共感をしてもらうのがケンカ状態解消のスタートです。
対して、妻の買いものが原因のケンカは、理解や共感を得るのは難しいでしょう。ブランド名やステータスの金額。女性の欲しがるアイテムの値段はどれも、男性からすると理解しがたいものだからです。
「あなたのためにキレイになりたかったのよ」なんで言い訳をせずに、「素直に謝る」のが一番でしょう。