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義理の両親をかばう夫へのモヤモヤ

夫が義父母をかばうのはなぜ?

育児や家事にまでいちいち口を出してくる義父母は、珍しくありません。
夫に干渉をやめさせてほしいとお願いしても、「孫がかわいいんだよ」「悪気はないんだよ」と、全く取り合ってもらえない、こんな経験をしたことはありませんか?
夫が義父母をかばうのは、相手の立場や心情で物事を考えられない特性であるか、または単に妻が抱える悩みの深刻さを理解できない底抜けにのんきな性格であるかのどちらかでしょう。

人の気持ちが分からない特性であるならば、大人の発達障害なのかもしれません。
その場合、職場の人間関係やコミュニケーションにも支障をきたしており、人知れず苦労を抱えているかもしれません。
しかし、もしそうでないのなら、ただ単に深く考えていないだけです。
筋道を立てて話すか、同じ体験をしてもらうことで夫に深刻な問題であることを理解してもらいましょう。

過干渉の義父母との付き合い方

昔は、「結婚したら女性は夫の家に入るので、夫の実家のやり方に倣うのが当然」という考えがスタンダードでした。
ですが現代では、男性と女性が新たに家庭を作るという考え方に変わっています。
ですから、義父母と価値観が違うのは当然です。

義父母としては、「自分たちのやり方を教えてあげたい、なぜならそれが我が家のやり方だから」と思い干渉してきます。
ですから、ほとんどの義父母は悪気がなく、だからこそ厄介なのも大変なところです。
「長男の嫁なんだからこうしなさい」「私が子供を育てていた時は…」など、自分の意見を押しつけるのは自分の経験がスタンダードだと捉えているからです。
そこを否定すると、相手は自分の経験、自分の価値観を否定されたと捉えられてしまうので注意してください。

過干渉な義父母は敵に回すと厄介な存在ですが、アドバイスを受け入れる必要はありません。
「はいはい」と聞いておいて、あとは夫にまかせましょう。
ほどよい距離感を保って付き合うのが成功の鍵です。

夫婦で改善する義父母との関係

義父母との関係でキーマンとなるのが夫の存在です。
夫には義父母との間に入ってもらい、クッションになってもらいましょう。

とはいえ、義父母の嫌な部分を夫に話すのはNGですので、グチや悪口ではなく、悩みごとの相談というスタイルで夫に困りごとを話しましょう。
「お義母さんはこういう風に言ってくれたと思うけど、自分にはそういう受け止め方ができなくてとてもつらく、悩んでいて夜も眠れない」といったように、妻の辛さを理解できるような具体的な伝え方をします。
その後、夫から義父母に要請や指摘を伝えてもらいます。
他人の嫁から「自分のやり方でやらせてほしい」と言われるよりも、実の息子から言われる方が聞きやすいものです。
どうしても無理な時は距離を置くのが、お互いのためかもしれません。