産後セックスレスになる原因
産後セックスレスになる原因は、男性側、女性側の両方にあります。
女性側の原因の1つは育児疲れで、数時間ごとに授乳で起きるので寝不足で「セックスするよりも寝たい」というのが多くの女性の本音でしょう。
2つめの原因はホルモンの影響で、授乳が始まるとプロラクチンというホルモンが分泌されますが、これには性欲を抑える作用があるのです。
会陰縫合の傷が気になるのも理由でしょう。
「痛くないか」「傷が開かないか」と不安で、性交渉の再開に踏み切れない女性は多くいるのです。
男性側の原因は、出産の光景にショックを受けたことがあげられます。
立ち合い出産するカップルは増えましたが、男性にとって出産の場面はかなりショッキングなので、奥さんのことを女性として見られなくなる人は少なからずいます。
また、男性女性のどちらにとってもハードルになるのは、子供と添い寝していることです。
日本は子供がある程度の年齢になるまで一緒に寝る習慣があるので、子供が寝ている所でセックスすることに抵抗を感じます。
このように、出産後の性交渉の再開は男性にとっても女性にとってもデリケートな問題で、セックスレスになるカップルが少なくないのです。
産後のセックスレスを防ぐ鍵は話し合い
セックスレスになってしまう前に、しっかり話し合って、お互いのことを理解するようにしましょう。
夫婦としてこの先も長く生活していくためにも、最初に話し合うことが肝心です。
いざセックスレスになってから話し合おうとしても、お互いに本音で話すことが難しくなってしまいます。
できれば出産前に、女性はホルモンの関係で性交渉したくなくなる時期であること、育児で心身共に大変なことを伝えておき、パートナーに理解してもらいましょう。
そのうえで、性交渉を再開する目安についても話し合っておくのがベターです。
産後このくらいの時期になったらセックスを再開しようとあらかじめ夫婦で決めておくと、一定期間レスになったとしても再開しやすいですし、理由が分かっているのでレスの間も安心して過ごすことができます。
考え方を変えてHappyに
「愛されていないんじゃないか」「自分は必要とされていない」「もう異性として見られていない」と、落ち込んだり、自分に自信がなくなってしまう必要はありません。
セックスは愛情表現の1つですが、それがすべてではないからです。
もしかしたら、相手はキスやハグだけでも十分に満足しているのかもしれません。
セックスレスになったなら、お互いに愛情を表現する方法を見つけましょう。
寂しいという気持ちを素直に伝えて、手をつなぐ、ハグをするなどスキンシップを欠かさないようにすれば、心が満たされるかもしれません。