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賃貸の床の凹みはどうしたらいい?

床の凹みの修繕方法

床の凹みが軽度なら、自分で修繕できる場合もあります。
表面コーティングが行われていない無垢のフローリングであれば、スチームアイロンで元に戻せるからです。
凹んでいる部分に数滴水を垂らしてタオルをかぶせ、その上からスチームアイロンを約5秒かけます。
これを数回、繰返しましょう。

クッションフロアの場合は、凹んでいる箇所にドライヤーをあてて温めると、クッションが膨らんで目立たなくなることがあります。
このとき、床の近くから高温で熱風を当てないよう注意しましょう。
少し離れた場所から、じんわりと床を温めるのがコツです。

しかし、上記の方法で凹みが改善されない場合もありますし、床の変色や劣化などのリスクもあり、逆効果になること多いです。
このため、自分で修繕するかどうかは慎重に判断しましょう。
また、賃貸物件によっては自分で修繕を行うのを許可していないケースもあります。
修繕の依頼は、事前に管理会社か大家さんに連絡し、専門業者を紹介してもらってください。

貸主への連絡なしに自分で業者を探して依頼するのは、おすすめできません。
許可なく業者を使って部屋に手を加えたとして、トラブルが発生することがあります。
管理会社など貸主側が指定する業者に依頼するのが、最もトラブルが少ない解決法です。

業者に修繕を依頼する場合、気になるのが費用です。
普通に暮らしていて、経年劣化などで自然に発生する凹みは、大家さんが費用を負担してくれるので心配は不要です。
例えば、家具を置いた場所が凹むのは避けられませんので、このような場合は大家さんが費用を負担します。
しかし、思い物を落としてしまった、タバコの焼け焦げを作ったなど、こちらの過失や不注意で発生した凹みは自己負担となります。

入居する前から凹みがあった場合の対処法

入居したときに既に凹みができていた場合は、どうすればいいのでしょうか。
自分がつけた凹みでないので、本来なら大家さん側が修繕費を負担します。
しかし、元からあった凹みであることを証明できなければ、費用を負担してもらうのは難しいでしょう。
凹みに気付いた時点で写真を撮影しておくなど、自分がつけた傷でない証拠を残すことが重要です。
そして、凹みなどの不具合を見つけ次第、速やかに管理会社か大家さんに連絡をしましょう。

連絡を後回しにすると、自分の過失ではないことが証明できず、修繕費用を請求されることがあります。
このようなトラブルを防ぐために、入居時に室内の状況を確認するチェックリストを手渡す管理会社も多いようです。
チェックリストに基づいて、床の凹みなどの不具合がないかを確認し、写真で撮影しておきましょう。
チェックリストを期限内に提出することで、退去時の修復トラブルを防ぐことができます。
管理会社が用意していない場合は、入居時にチェックしてできる限り早い時期に報告しましょう。